R-1.環境活動レポートの作成

 

◆環境活動レポートの作成方法

環境活動レポートは原則毎年度毎につくります。

デザインや構成など、どのような形式のレポートにするかは事業者の自由です。

ただし、次の項目が含まれていなければなりません。

これ以外のものが含まれていてもかまいません。

 

◆環境活動レポートに記載していなければならない項目

1.組織の概要(事業所名、所在地、事業の概要、事業規模等)

2.対象範囲(認証・登録範囲)、レポートの対象期間及び発行日

3.環境方針

4.環境目標

5.環境活動計画

6.環境目標の実績

7.環境活動計画の取組結果とその評価、次年度の取組内容

8.環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに違反、訴訟等の有無

9.代表者による全体評価と見直しの結果

 

!廃棄物処理、リサイクル事業者の方へ

産業廃棄物処理業者用のガイドラインでは、この9項目以外に次の「情報公開項目」を記載していることが必要です。廃棄物処理、リサイクル事業者の方は最低10項目の記載が要求されていますので、注意して下さい。

<環境活動レポートに記載する情報公表項目>

①法人設立年月日、資本金売上高組織図

②以下の項目について、独立したを設け簡潔わかりやすく記載

ア.許可の 内容:番号、年月日有効事業計画

(事業の区分と廃棄物種類)

イ.施設等の状況

・収集運搬業者:車両の種類と台数、積替保管施設がある場合はその面積と保管上限量

・処分業者:処理施設の種類、処理する産業廃棄物の種類、処理能力(規 模)、処理方式、処理方式工程図

ウ.処理実績(環境への負荷自己チェック、別表②受託した産業廃棄物の処理量)

(参考) 優良産廃処理業者認定制度 情報公表項目

 

 

1.組織の概要

ここでは、組織の全容を記載して下さい。

たとえば、東京に本社があって、大阪に支社があり、当面、本社だけ認証・登録したいという場合でも、ここに記載するのは本社と支社、全社の情報です。それぞれの組織の名称や、所在地、活動内容など全てを記載します。本社だけの情報ではありませんので、気をつけて下さい。

!建設業の方へ

「事業規模」については、建設業用のガイドラインでは「工事等の件数」も記載することになっています([解説])ので忘れないようにしてください。

!廃棄物処理、リサイクル事業者の方へ

「事業規模」については、産業廃棄物処理業者用のガイドラインでは「廃棄物の収集運搬量・処分量」も記載することになっています([解説])ので忘れないようにしてください。